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魔女の店 名前 金額 威力 重さ 属性 種類 神秘の果実 500,000Gold 0 0 無 アイテム 熟練の玉 2,000,000Gold 300 0 無 アイテム ドラゴンの角 2,000,000Gold 0 2 無 アイテム ステロイド 2,000,000Gold 0 3 無 アイテム 獣の肉 2,000,000Gold 1 5 無 アイテム 長寿の素 2,000,000Gold 1 0 無 アイテム 魔女の素 2,000,000Gold 2 0 無 アイテム 仙人の御握り 2,000,000Gold 3 4 無 アイテム 精神安定剤 2,000,000Gold 3 1 無 アイテム アリスの飴 2,000,000Gold 4 3 無 アイテム 小人の種 2,000,000Gold 5 1 無 アイテム パワーフルーツ 4,000,000Gold 0 0 無 アイテム 生命の水 4,000,000Gold 1 0 無 アイテム 頭脳パン 4,000,000Gold 2 0 無 アイテム 精神の米 4,000,000Gold 3 0 無 アイテム 幸運の種 4,000,000Gold 4 0 無 アイテム 素早さの実 4,000,000Gold 5 0 無 アイテム 熟練の書 10,000,000Gold 1000 0 無 アイテム 太陽石 12,000,000Gold 17 0 火 アイテム 願いの果実 50,000,000Gold 0 0 無 アイテム
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長い髪に隠れた耳。きっと弱いんだろうなぁとぼんやり見つめる。 息を吹きかけたい、そんな衝動に駆られた。 「先から視線を感じるが」 「えへへ…、気づいた?」 ミフネを食べたくて、見てた。 そう続けると少し困った顔で笑われる。それは口の端を少し上げるだけだけど、アンジェラは気付けた。 「ねぇ、ミフネ」 気付かれないように彼の髪に触れて、弱点だと思う耳に指を移動させる。男の人なのに、長くて綺麗な髪を掻き分けて。 「ここ、弱かったりするの?」 「…あっ、おいっ」 途切れた言葉が弱いと漏らしてる。ミフネの甘い、苛めたくなるような声が耳元でじわりと広がった。 「ホントに弱いんだあ」 「止めんか、くすぐったい」 「やーだ」 大好き、だいすき、だから、触りたい。赤くなった顔、伏せる目、怒った眉。 全部ひっくるめて大好きだから。 「ねぇ、もっと。もっと、見たい。ミフネをもっともっと見たい」 いつまでたっても幼稚、そんなの百も承知。これはわがまま。子供の欲望。触りたいし見たいし、欲しいの。 「顔見せて?」 半ば無理矢理、彼の顔を自分に向けると躊躇いなく唇にキスを落とした。ちゅっ、ちゅっ、とキスをする場所を転々として最後にまた唇にキスをして終わらせる。 「アンジェラ、…」 震えた声は興奮の証。アンジェラ自身も息が震えた。 「アンはね、首が駄目。弱いの」 「そうか。それは…良いことを聞いた」 震えた二人分の声。息は熱い。これからどうするのかは、自分達がよく分かってる。昔より伸びた、肩につくぐらいの茶髪を少し上げて、首筋を曝け出す。するとミフネが、宣言無しにそこに噛みついた。自ら漏らした声が大きくて驚き、トーンを下げて文句を言う。 「弱いって言ったでしょ~」 「そうだったか」 リードされたいけど、されると変な気持ちになる。矛盾。 小さな反抗を試みて、ミフネの耳に息を吹きかけた。ふぅっ、と優しく。 「…うわっ」 「ミフネ、えっちぃ声だすね」 可愛いけど、と言うとアンジェラはミフネのを口に含んだ。髪を掻き上げ、まるでアダルトビデオのような上目遣いというオプションを加えて。いやらしい音が口から漏れて、部屋中に響く。 苦しい、でもまだ舐めていたい。 ミフネのくぐもった声で止められるまで、丹念に舌でそれを愛撫していた。 アンはね、と声を出すととろけた男の目が下を向く。 「まだ子供だから、ミフネの全部が知りたい。知ってないと怖いよ」 ミフネと目を合わせて、今度は跨る。ゆっくりと焦らすように。 ぐっ、とした圧迫感がアンジェラの中を支配した。今、ミフネに支配されてる。そう感じられた。これ、幸せって言うのかな。 「ミフネ…、ミフネはアンのこと好き?アンのこと、欲しい?」 「……言わなくても分かるだろう」 「分かんないもん」 身体を密着させて、ミフネの耳たぶを噛んでやる。がぶりと、欲望を満たすように。くぐもった声が側で聞こえた。 「…好きだ。欲しい。全部」 その声を耳にしたアンジェラは満足そうに、えへっとはにかむ。 「なら、あげる!…ミフネ限定だよ」 本当は噛みたい、リードしたい、全部ひっぱりたい。 でも、ミフネになら全部あげる。噛ませてあげる、リードもさせてあげる。食べられてあげる。成長したって結局は子供と大人だ。けどこの得体の知れない背徳感は見ないふりをする。 ミフネが好き。体中が熱くて溶けそう。 もしかしたらもう脳は溶けているのかもしれない。ミフネと出会ったあの時から、もう溶け始めてたのかもしれない。 「あっ、ミフネぇ…アン、ミフネに、してもら…」 何も言わないで体勢を変えてくれて、動いてくれた。ミフネがミフネをくれた。 「すき、だいすき。もっと、ほしいよぉ……、」 溶けかかった脳みそで必死で言ってみる。揺れる身体は言うことをもう聞かない。ミフネの体に爪を食い込ませて、ただひたすらに愛を受けるしかない。 「俺も愛してる、アンジェラ」 ミフネの一声で幸せになれる。もっと、もっと、好きになる。 「ねぇ、ミフネ。やっぱり隠れてる所はみんな弱いんだね。」 「弱いから隠すのだろう」 頭がいいと思う。 そんなこと思いつきもしなかった。 「ミフネ。抱きしめていい?」 ミフネの呆気に取られた顔を気にしないで抱きしめた。やっぱり、これも好き。 「逆じゃないか?」 「いいの、これで」 ミフネは笑う、嬉しそうに。それを見ると嬉しくなる。それは単純だけど、大切なこと。子供なだけにわがままになったのも、欲望を満たしたくなったのも、それをさせたのは、ミフネ。 そしてミフネの胸の中で、そっと意識を飛ばした。 次に目を開く時はいつも朝で、お決まりに涙で枕がぐちゃぐちゃになっている。 ごろりと寝返りをうつ。鼻がすん、と音を鳴らす。 10年たった今もこんな夢を見れるなんてすごい、なんてちょっと感心してから洗面所へ向かうのだ。 足をもたつかせながらも歯ブラシを取ろうとする自分が目の前の鏡に映って、思う。 涙と汗で汚れた顔よりも先に、肩につく程度にのばした髪がなんともいえないくらい胸が切なくなると。 (…だって、弱点は隠すものだもん) だからこそ次彼に会えたときは、ミフネ限定で髪を掻き揚げるだろう。 そしてまた弱い自分も知ってもらうのだ。 終わり
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魔女の挑戦状 魔女の挑戦状 ~元気6・ラウンド5~ 登場する敵 ボス ドロップアイテム 初回クリアボーナス プチャーク 魔女のしもべ 見習いの剣 ? やみっこ ダーク ゴールデンプチ コウモリポール (R)強化鉄 魔女の挑戦状[中級] ~元気6・ラウンド5~ 登場する敵 ボス ドロップアイテム 初回クリアボーナス めちゃ悪おやじ 魔女のしもべ 見習いの剣 ドラゴンハート グレブリン ワイドブレイカー ドクロカブリ ダーク トゲカメ アイアンインパクト サングラビット 魔女さま ダークハンマー いたずらゴースト ナイトランス シャドウウルフ ダークランス 魔女のしもべ コウモリポール ゴールデンプチ (R)強化鉄 (R)魔女さまの杖 魔女の挑戦状[上級] ~元気10・ラウンド7~ 登場する敵 ボス ドロップアイテム 初回クリアボーナス ご機嫌おやじ 魔女さま ワイドブレイカー ドラゴンハート めちゃ悪おやじ 炎の剣 モエリン ダーク グレブリン ナイトハンマー ファビナイト アイアンインパクト 熱血ゴースト レッドスタンプ 魔ぁめいど ダークハンマー こげゴーレム ナイトランス 魔界ゴーレム ダークランス シャドウウルフ バックラー 魔女のしもべ ナイトシールド ゴールデンプチ コウモリポール (R)ブッタギール (R)ピンクマーメイド (R)強化鉄 (R)金のノベボー (R)魔女さまの杖
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Chronicle 2nd 1st Story Renewal CD 海の魔女 (第十三巻 509ページ…) 私は馬鹿だ…そう沈んでから気付いた…私は 唯…歌いたかった 唯…この歌を聴いて欲しかった 唯…それだけだった… 蒼い波の雫 照らす…月は冷たく 大きな岩場の陰(シェイド) 庭舞台(テラス)…夜は冷たく 聴いて…嫌や…聴かないで 空を呪う歌声 恨み唄…いや…憾み唄 海を渡る歌声 楽しければ笑い 悲しければ泣けば良いでしょう けれど今の私には そんなことさえ赦されぬ 私はもう人間(ひと)ではない 歌うことしか出来ぬ 悍しい化け物へと変わり果てていた… (Lu Li La Lu Lu Li Lu La Lu Lu Li Lu Li La La Lu Li La La Lu Li Lu Li La Lu Lu Li Lu La Lu Lu Li Lu Li La La Lu Li La La) 生きることは罪なのだろうか…望むことは罪なのだろうか… 歴史よ…アナタの腕に抱かれた 彼女達は言うだろう 「アナタの愛は要らない…私はそんなモノを愛とは呼ばない」と… (Lu Li La Lu Lu Li Lu La Lu Lu Li Lu Li La La Lu Li La La Lu Li Lu Li La Lu Lu Li Lu LaLu Lu Li Lu Li La La Lu Li La La) 嵐を導く哀しい歌声は 白鴉の途を遮るかのように… (Lu Li La Lu Lu Li Lu La Lu Lu Li Lu Li La La Lu Li La La...)
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55お天気魔女チャーミークルル2019/02/10(日) 17 42 38.00ID yA/bXRbp0 53です。 予定通り、「お天気魔女チャーミークルル」行きます。 作者 abstaincompany(2001年) プラットフォーム RPGツクールDante98 【主な登場人物】 (魔法使いサイド) チャーミークルル(♀)…主人公。12歳。二つ名は「お天気魔女」。 ダンディ(♂)…チャーミーの使い魔のカラス。 高松義彦(♂)…魔法使い達を支援する団体のメンバーの一人。 高松義助(♂)…義彦の父。科学者。 ノーマ・ライゼーション(♂)…リヒトブルグの村の長老。 稲妻ライコ(♀)…魔法剣士。一人称は「ボク」。 ヘレナ姫(♀)…ガストール王国の王女。動物と心を通わす力を持つ心優しい女性。 クロード・シェンクル(♂)…ライコの夫。召喚魔法の使い手。 (王国サイド) ガイル国王(♂)…ガストール王国の国王。魔法使いに対する差別的政策をとり続けている。 サトル王子(♂)…ヘレナ姫の兄。父親譲りの差別主義者。 リリス王女(♀)…ガストールの王妃。ヒスババア。 【用語】 魔法使い…魔法人とも呼ばれる。その名の通り、魔法を使える人々。差別の対象となっている。 科学人…魔法人以外の人々。 56お天気魔女チャーミークルル2019/02/10(日) 17 44 09.09ID yA/bXRbp0 魔女のチャーミーは師匠でもあった母と死別後、使い魔のダンディと人里離れた森の奥の生家でひっそりと暮らしていた。 そんなある日、チャーミーは森を出て町に行くことを決意する。 彼女の亡き母は生前から「森の外には悲しいことしかない」とそれを固く禁じていたのだ。 だがチャーミーはあくまでも自分の目で外の世界を確かめてみたいという。「きっと嬉しいこともあるはず」と。 ダンディは彼女の意思を尊重し、自分もついて行くとそれを了承した。 森を抜けて遙か東、チャーミー達は「リアンの町」へと到着した。 すると悪ガキ共が下卑た笑みを浮かべながら一人の少女を取り囲んでいた。 ダンディが止めるのも聞かず「これは見逃しちゃおけないわ!」とチャーミーがそこに割って入り、悪ガキ共を懲らしめてしまう。 そこに騒ぎを聞きつけて駆けつけた警官。チャーミーが事情を話そうとすると、警官は彼女が魔法使いである事に気付くなり血相を変えた。 そして応援を呼び、悪ガキ共ではなくチャーミーを捕らえようとした。 訳が分からないまま逃げ出すチャーミー。すると一人の青年が目の前に現れ、足元のマンホールを指して「この中へ」と促した。 そしてマンホールの下の下水道。 礼を言うチャーミーに青年は自らを「高松義彦」と名乗った。 そして義彦は警官達があの時悪ガキ共ではなくチャーミーを捕らえようとした訳、そして自分がチャーミーを助けた訳について語り始めた。 曰く、この国では魔法使いに対する非常に根深い差別・偏見があるのだと。 そしてそれらを基に罪なき魔法使い達が不当に捕らえられ、裁かれ、処罰されているのだと。 そして義彦達はそれらから魔法使い達を守り、差別や偏見を取り払うために活動する組織に所属しているのだと。 そう、そのような事実があるからこそ、チャーミーの母は彼女に森の外に出るのを禁じていたのだ。 ダンディは「今ならこの事を忘れて森に帰ることもできる」とチャーミーに問うが、 彼女は「そんなひどい話をそのままにして自分だけのんびり暮らすなんてできない」と、自分も義彦達の力になりたいと語った。 義彦はそんなチャーミーに礼を言うと、自分たちが活動拠点を置く「リヒトブルグの村」に来てほしいと告げる。 (ここで義彦がパーティーに加わる) 人目を避けるべく下水道を通って村に向かう一行。 その道すがら集団暴行を受けて殺害されたと見られる魔法使いの遺体を発見し、チャーミーは否が応でもこの国の現実を知らされることとなった。 57お天気魔女チャーミークルル2019/02/10(日) 17 44 47.50ID yA/bXRbp0 そして下水道を抜けてリアンの町の北、リヒトブルグの村へと到着。一行はまず始めに村を治める「ノーマ長老」に会いに行くことにした。 長老に気さくに話しかける義彦。それに倣い普段どおりに長老に挨拶をするチャーミー。 そんな彼女の姿を見て長老は何故か一瞬驚いたような、何かを知っているかのような表情を浮かべた。 彼はチャーミーの協力したいという意思をありがたく思う一方、彼女があまりにも若すぎることが心配だという。 そして彼女を見据えながら「本当に覚悟が出来ておるなら、わしの目を真っ直ぐ見て、決意を口にしてみるがよい!」と告げた。 そしてチャーミーもそれに応えて言った。 「やるよ!!わたし、もう後には引けない気がするから…!わたしの心に吹きすさぶ嵐は…もう止められない!」 長老はチャーミーの強い決意に甚く感心し、彼女を仲間、そして村の一員として歓迎することとした。 そしてチャーミーは彼らを陰で支える組織「宝石屋グループ」の会員として登録され、その支援を受けられる事となった。 するとそこにメンバーの一人「ライコ」が血相を変えてやって来た。 この国、ガストール王国の王女「ヘレナ姫」がツーラ山脈にいるらしい、というのだ。 ツーラ山脈はドラゴンがいるという噂のある場所。ヘレナ姫を捜索に向かうというライコと義彦に、チャーミーも同行することにした。 リヒトブルグの遙か南、ツーラ山脈。 一行が山頂へと到着すると、一面の花畑の中にヘレナ姫とドラゴンの姿があった…が姫の姿はとても襲われているようには見えなかった。 実は動物と心を通わせる能力があるヘレナ姫は、ドラゴン(ワルターという名前らしい)と友達になっていたのだという。 ワルターはヘレナ姫になだめられて警戒を解き、一行も一安心してこの場は一件落着した。 そして村の人々を安心させるためヘレナ姫は一行と下山して長老に報告をするが、その場でダンディが疑問をぶつけた。 「どうして一国の王女がお城を離れて下々の村に出入りしているんですか?」と。 長老に代わり義彦が答えて言った。 この国、ガストール王国では魔法使いに対する差別的政策がとられている。 だがヘレナ姫はそれに対して一貫して反対の立場をとっていた。 そして御用学者であった義彦の父・義助も彼女に同調し、国王を度々諫めていた。 だが国王は一向に耳を貸さないばかりか、それが元で義助らはその立場を危うくしてしまった。 身の危険を感じた義助は家族、そしてヘレナ姫と共にリヒトブルグに落ち延び、現在に至るのだという。 一方国王はヘレナの兄で差別に賛成の立場のサトル王子を後継者とし、ヘレナのことは最早居ないものと考えているようである、と。 58お天気魔女チャーミークルル2019/02/10(日) 17 45 15.83ID yA/bXRbp0 するとそこにライコの夫「クロード」がやって来た。 彼曰く、とある少女が魔法使いを擁護する発言をしたという理由で「ハーシャル・プリズン」に監禁されたらしい。 パーティーにクロードを加え、一行は早速ハーシャル・プリズンへと向かった。 そして遂に少女の囚われている独房を見つけた一行。 鍵がかかった扉をライコの魔法剣で力づくで開けると、無事中の少女を救出した。 その子、サミーはなんとリアンの町でチャーミーが助けた子だった。 話は後にして脱出しようとすると、すでに一行は看守達に包囲されていた。 その中にはあの時チャーミーを捕まえようとした警官の姿もあった。 「お前を逃がしたせいでこんな所に左遷されたんだ」と勝手な事を言う彼らを返り討ちにし、チャーミー達は脱出した。 リヒトブルグに戻りサミーを無事家まで送ったチャーミー一行。 (なお、サミーが捕らえられた理由とは「悪ガキ共に襲われている自分を『魔法使い(=チャーミー)が助けた』」と証言したためだという) その後クロードとライコはチャーミーを自宅に招き、互いに自己紹介をすることにした。 島国「ベルガン」より剣の修行のためこの国を訪れていたライコはたまたまクロードと出会い、その後もよく顔を合わせるようになりやがて意気投合。 クロードの反差別の考えに共感した彼女はリヒトブルグに定住を決め、彼等の活動に協力するようになった。 クロードもライコの故郷の文化に興味を持ち、召喚魔法で彼女の国の英霊を召喚出来るまでになった。 異文化交流の良さを実感する一方、それを認めぬと言わんばかりのこの国の風潮を嘆いているというのが二人の共通認識のようだ。 一方チャーミーも自らの生い立ちを語る。 が、その中でクロードが何かを知っているかのような反応を示したのを彼女は見逃さなかった。 そう、長老と初めて会ったときと同じ反応だった。 59お天気魔女チャーミークルル2019/02/10(日) 17 45 48.26ID yA/bXRbp0 そこに突然義助が大変な慌てようで駆け込んできた。 「マーセルの町」の町長が何者かに毒を盛られ、それが魔法使いの仕業だという噂が立っている、というのだ。 無論、その場にいる全員が動揺を隠せなかった。 噂が事実であるなしに関わらず魔法人への差別に拍車がかかるのは間違いない、チャーミー達は事実を確認するために早速マーセルへと向かうことにした。 町長の家の前まで来た一行だが、辺りは厳重に警戒されていた。するとダンディが「自分に任せろ」と一言。こっそり刑事達の話を盗み聞きした。 それによると盛られた毒は食事のフライにかけられたレモン汁から検出されたということ、匂いが全く普通のレモンと変わりなかったということ、 そしてどんな中和剤も効かなかったとのことらしい。 一方話を聞いていたガストールの王妃・リリスは町長の死が国の財政に悪影響を及ぼす事ばかりを心配し、「どうせ魔法使いの仕業に決まってる」と騒ぎ続けていた。 すると別の刑事が窓に手紙らしきものが挟まれているのを発見した。 「町長、魔法使いを殺め、その罪を他の魔法使いに着せし罪は大なり。よって天誅を加えん。 これを読む者よ、汝なお魔法使いを排斥せんとするならば、相応の覚悟をせよ。差別主義者に未来なし、よくよく覚えておくべし。」 それは明らかに犯人からの犯行声明だった。 一部始終を聞いたダンディは即座に毒の正体が黒魔術の一種「半ライムの呪い」であると察した。 木になっているライムをもがずに半分に切り、切り離した方を「ペトロ神族の神殿」に納めることで、残った側のライムが致死性の猛毒になるというものだという。 そしてこれを解毒できるのは、神殿に納められた側のライムだけだというのだ。 それを聞いたチャーミーは、町長を助けるため神殿に行こうと提案する。 だが町長は差別政策を肯定し、魔法人の間では悪名高い人物。仲間達は難色を示したが 「命がかかっているのなら相手が自分たちの敵だろうと関係ない、それに上手くいけば魔法使いへの信用が回復するかもしれない」、彼女はそう訴えた。 一同はそれを了承し、マーセルから最も近いペトロ神族の神殿「バロンクロア神殿」が怪しいとにらみ、そこへと向かった。 そしてその読みは見事当たりチャーミー達は半ライムを発見、これを持ち帰った。 60お天気魔女チャーミークルル2019/02/10(日) 17 46 11.33ID yA/bXRbp0 しかしマーセルへと戻ってきた一行を待っていたのは、今正に町長宅から棺桶が運び出される光景だった。 (…もっとも、間に合ったところで自作自演呼ばわりされるのが落ちな気がするが) 無念の思いでその場を去る彼らだったが、それとは逆に意気揚々とした様子で町を去ろうとする怪しげな紺マントの男がいた。 彼が「町長が死んでせいせいした」と笑うのをはっきりと聞いた一行は、その後を追いかけることにした。 しかし、彼らは突然何者かに取り囲まれてしまった。 それはリアンの町でサミーを甚振っていたあの悪ガキ共だった。 サミーを痛め付けた「功績」を認めて町長の娘・エリスが自らのボディガードに任命したのだという。 エリスは早速「ふん、あなた達たちが父様を殺したんでしょう?」と悪ガキ共をけしかけてきた。 チャーミー達は「空気読め馬鹿」とばかりに一味を一蹴すると、改めてあの紺マントの男を追いかけることにした。 湿地林の奥へと逃げ込んだその男「ヘルツ」をついに追い詰めた一行。 だが彼は悪びれる様子もなく「町長を殺したのは自分だ」とあっさり白状した。 そして「あなた方リヒトブルグのやり方はぬるすぎる。これくらいキツい目に合わせなければ奴等は降参しない」とチャーミー達を批判した。 そして「あなたのせいで魔法使いがますます悪い目で見られるようになった」というチャーミーの反論にも 「魔法人でありながら科学人と馴れ合うなんて気に食わない、アイツ(町長)が何をしたのか知らないからそんな事が言えるんだ」と返した。 なんと、ヘルツの両親は町長に殺されたというのだ。 しかもその手口は「父親を自殺を装って殺し、警官を買収して嘘の証拠をでっち上げた上で母親に偽装自殺の罪を着せた」というものだったのだ。 幼くして両親を失った彼は「あの事件に関わった者たち全てを自らの手で殺す」、そのために生きてきたのだ。 そしてあの町長が最後のターゲットだったのだという。 だがヘルツの腹の虫はそれだけでは治まらなかった。 これからももっともっと科学人を苦しめたい、そのために邪魔なチャーミー達を始末しようと彼女たちに襲い掛かってきた。 「可哀想に…こんな形でしか心の隙間を埋められなかったんだね」 一行はヘルツを返り討ちにし、その遺体の傍らに半ライムを手向けて去って行った。 61お天気魔女チャーミークルル2019/02/10(日) 17 47 25.56ID yA/bXRbp0 リヒトブルグに戻ったチャーミー達。 サミーが「ヘレナ姫がいない」と言うのでまたツーラ山脈に行ったのだろう、と迎えに行った。 しかしそこにはヘレナの姿はなく、代わりに置き手紙がしてあった。 「ヘレナは誘拐した。チャーミークルル、廃坑に来い。そうすればヘレナを返してやる。 ガストール王子 サトル。」(原文ママ) それは明らかに罠だったが、行くより他なかった。 そしてついにヘレナを発見した一行。 「実の妹になんて事を」とサトル王子を責めるチャーミーだが、 王子は悪びれるどころか「こんな者は妹でも何でもない」「誇り高き王家に生まれながら魔法などという汚らわしいものに心酔するなど先祖に顔向け出来ん」と散々にヘレナを罵った。か だがその直後、ダンディを目にして王子は目の色を変えた。「お前は…マーヤの!?」 マーヤ…それはチャーミーの母の名。一体彼女に何があったのか。 王子はそれには答えず、ヘレナを解放すると早々に退散した…無人戦闘ヘリという置き土産を残して。 ヘリを片付けたチャーミー達は、落盤を始めた廃坑からどうにか逃げ出した。 どうやら王子は本気でヘレナを殺すつもりだったようだ。 ともかく、リヒトブルグに無事帰った一行。 するとそこに一人の見知らぬ男が訪ねてきた。 彼が差し出した名刺には「ジャクアカンパニー代表取締役副社長 ワイル・ジャクア」とあった。 ワイルいわく、ジャクアカンパニーは魔法の力を社会に役立てる研究を行っており、その上で魔法使い達の地位向上のための手伝いもしているのだという。 その研究に協力してもらうために、是非研究所に来てもらいたいと、チャーミーに地図を渡してワイルは去って行った。 「それならきっと私達の味方になってくれる」と、チャーミー、ライコ、クロードは研究所のある東海岸「シュットの街」を目指した。 …だが義彦だけはこの誘いに懐疑的で、敢えてチャーミー達とは別行動をとることにした。 62お天気魔女チャーミークルル2019/02/10(日) 17 47 58.30ID yA/bXRbp0 研究所。 応接室ではワイルと彼の父である社長が待っていた。 その魔力を社の研究に役立たせて欲しい、という彼等の提案をチャーミーは二つ返事で承諾した。 寝室を用意された一行は、遠出して疲れた事もあってすぐさま床に就いた。 …翌朝。 チャーミー達は寝室のドアが開かないことに気が付いた。 どうやら外側からロックされ、完全に閉じ込められたようだ。 魔法でカギを破ろうとするも、力が出ない…魔力を封じる力場が働いているようだ。 だが一同が窮しているそこに、突如ドアを破って義彦が助けに現れてくれた。 別ルートから侵入した彼は、社長とワイルの会話から彼等─ジャクアカンパニー─の真の目的を知ったのだ。 …それは世間から疎まれている魔法使い達を親切ごかしに誘い、その身に改造を施して、兵器として売ること。 チャーミーは騙されて仲間たちを巻き込んでしまったことを詫びるが、一同は「あくまでも悪いのは騙したあいつらだ」と彼女を責めることはしなかった。 部屋を抜け出し、エントランスに辿り着いたチャーミー達の前に一人の女性が立ちはだかった。 彼女はこの社で働くメイドだった。やはり魔法使いである彼女は、改造を受けたことによって社長達への忠誠心を植え付けられていたのだ。 そしてチャーミー達を同じ道に引きずり込もうとするも「それは勘弁」とばかりに撃破された。 リヒトブルグに戻った一行は長老に今回の件を報告。 長老は大変な目に遭ったチャーミー達を労うと、ある朗報を伝えた。 「仙人」の居場所が分かったというのだ。 彼はこの国にはびこる偏見や差別の大元について知り、それを覆すための最終手段を講じているという。 その行方がようやく知れた、それはすなわち魔法人の悲願達成にあと少しまで手が届いたということである。 チャーミー達は仙人が居るという「テンクウ山」へと向かうことにした。 63お天気魔女チャーミークルル2019/02/10(日) 17 48 29.28ID yA/bXRbp0 頂上の洞穴の奥…そこに仙人の姿はあった。「ようこそ、チャーミークルルさん。」彼はチャーミー達がここに訪れることを既に予見していた。 そして彼等に語り始めた。魔法人と科学人、その軋轢の歴史を…。 それはおよそ二千年前。 科学と魔法という異なる二つの文明は全く異なる場所で誕生し、双方──科学人と魔法人─は互いにその存在を知らぬまま発展を続けていった。 繁栄を謳歌し続ける彼等は、自分たちの文明こそが絶対であり、全てであると信じるようになっていた。 そんなある日、遂に二つの文明は接触。 異なる文明という互いを受け入れられない双方はそれぞれを「世界を滅ぼす悪」とみなし合い、泥沼の戦いへと突入していった。 (「人間のためだけの発展を繰り返してきたのはお互い様だから、そんな意味ではどちらも『世界を滅ぼす悪』と言える」とは仙人談) 後に「天魔の戦役」と呼ばれるその戦いは科学文明側の勝利に終わり、魔法文明は彼等に追われる形で徐々に隅へと追いやられ、そして現在に至る…。 仙人はそこまで語ると、チャーミーに目をやった。 「あなたには『本当の心』が…全てを愛し、受け入れ、包み込む、暖かく、優しく明るい心があります。」 その力で彼女の今までの行いを見守り続けてきた仙人は、自信を持って言った。 「その心を持って…二千年前に行き、戦争を止めること。それが私の考える最終手段です。」 「!!」チャーミーは絶句した。そんな事が本当に可能なのか…そして自分にそんな力が本当にあるのか…? 仙人は一つの美しく輝く石をチャーミー達に見せた。 「愛晶石」─それは彼の師匠が魔法と科学の力の融合によって作り出した発明品で、 「本当の心」を人々の心に直接届ける力を持つという。 仙人曰く、既に二千年前の時点で計画は存在したのだが、その時は「本当の心」を持つ者がいなかったのだと。 しかし今、現在の世にチャーミーという適任者が現れたことにより、ようやく計画が実現可能になったのだという。 そして過去の世界への道を開くためのエネルギーが溜まりきるまであと数日、その時が魔法人と科学人の軋轢の歴史の終わる時なのだと。 64お天気魔女チャーミークルル2019/02/10(日) 17 48 53.76ID yA/bXRbp0 果たして本当にこれで全ては解決に向かうのか…疑問を抱きながらリヒトブルグに戻ると、義助がチャーミー宛ての手紙を届けに来た。 …それはガストール王妃・リリスからの果たし状だった。 今まで自分たちの邪魔をし続けたチャーミー達に対し、ここらで本格的に決着を付けよう、というのだ。 廃坑での一件もあり明らかに罠だと思われたが、一同はそれを受けて立つことにした。 城の奥で待っていたのは、義助のかつての盟友・エルーナ将軍だった。 義助の息子である義彦も彼女が本当は差別政策を望んでいないことを知っており、「今からでも遅くはないから我々の下に来てくれないか」と訴えた。 しかしエルーナは「あくまでも自分は国王に忠誠を尽くす身である」と、近衛兵らと共に義彦達に戦いを挑んできた。 そして激しい戦いの末、義彦達がエルーナ達を下した。 とどめを刺すよう義彦に訴えるエルーナだが、彼には出来なかった。 すると突然大爆発が起こり、城が炎上し始めた。 王妃は城やエルーナもろともチャーミー達を始末するつもりだったのだ。 瓦礫で出入口が塞がり万事休すと思われたその時、エルーナは傷ついた体を押して隠し通路への扉を開いた。 そして義彦達に脱出するよう促すと、自分は「やり残したことがある」と地下へと消えていった。 地下の資料室。そこには王国が隠蔽している、ある重大な事実に関する資料があり、エルーナはそれを焼かれるのを防ぎに行ったのだ。 後日、義彦達は瓦礫の山と化した城跡を訪れた。 ダンディが隙間から地下道へと入り込むと、その奥に確かに資料室…そしてエルーナの遺体があった。 その後人が入れる大きさの出入り口が発見され、義彦達は早速調査を開始した。 そして資料を回収した後、一同はエルーナの亡骸を手厚く葬った…。 65お天気魔女チャーミークルル2019/02/10(日) 17 49 34.45ID yA/bXRbp0 そしてリヒトブルグに戻った義彦が資料を分析したところ、ある重大な事実が判明した。 そして緊急の集会が開かれた。 かつてとある島国の二つの都市を一瞬で焦土と化し、その後長きに渡って死の大地とした禁断の兵器「アトム爆弾」。 ガストール王・ガイルはそれを自国の国土に用い、王国もろとも魔法人を滅ぼそうと計画しているというのだ。 (ベルカ式国防術かよ!!) 動揺する人々。泣きだす子供達。 「いくら何でもそこまで…」という声も聞こえるものの、王国はこれまでに二度に渡ってチャーミー達の抹殺を試みているのだ。 しかも事故を装ったり、無関係な人々をも巻き込みかねない方法で…。 おそらくは計画の障害となるチャーミー達を始末してから、アトム爆弾でとどめを刺すつもりなのだろう。 そしてその発射基地がベルガン(=ライコの故郷)にあることも資料に示されていた。 「そこまでして自分を狙う理由は一体何なの?」と困惑するチャーミー。 あまりにも予想外の展開に思考がついて行けずにいることを察したダンディは、彼女に席を外させ、対策を他のメンバーに任せることにした。 そしてその夜、落ち着きを取り戻したチャーミーに、ダンディはついに語り始めた。 彼女の母・マーヤの話を…。 66お天気魔女チャーミークルル2019/02/10(日) 17 50 09.15ID yA/bXRbp 彼女は、全てに優しい女性だった。 ガストールの大富豪の出でありながらその地位に威張ること無く、むしろその立場を慈善に使うことをいつも心がけていた。 貧しき者や病める者を助けることに自らの富を費やすことをいとわず、それ故に家の者たちからは疎まれていたが、人々からは慕われていた。 そんなある日、マーヤは王子(後のガイル王)と街で偶然出会い、その場で突然プロポーズを受けた。 マーヤは「魔法使いが王に見初められ妃になれば、『魔法使い=悪ではない』と人々に分かってもらえる」との思いから、それを受け入れた。 それから二年後、二人の間に娘が生まれた。そう、それがチャーミーだった。 チャーミーが誕生すると、マーヤは自分が魔法使いであることを国民に告白した。 それで人々に魔法使いに対する理解が生まれると、マーヤは信じていたのだ。 だが偏見に満ちた人々は「マーヤは偽りの慈善で王を誑かし、この国を乗っ取ろうと企む悪女だ」というひどい曲解をしてしまった。 国からも家からも見放され、完全に孤立したマーヤは、幼いチャーミーと共に逃げるように森へと姿を消し、そこで彼女は偶然ダンディと出会った。 ダンディが悪い奴ではないと悟ったマーヤは、これまでのいきさつを語った。自分はもうこの森から一生出ないつもりだと。 「もうこんな汚れた世の中では生きていけない。そしてこの子をそんな世間の汚濁に塗れさせたくない。 この子には、この森だけが世界だと思わせないと幸せになれない気がするから…」 ダンディはマーヤの言葉を信じ、彼女の使い魔になった。 彼もまた人間の身勝手で森を追われた上に、カラスというだけで人間にゴミを漁る害鳥呼ばわりされ、蔑まれるという立場だったのだ。 その後ガイル王は政略結婚でリリスを後妻とし、後にサトル王子とヘレナ姫が誕生。 今に至るという次第であった。 チャーミーにとってはショッキングな話であったが、彼女は全てを話してくれたダンディに礼を言い、その夜はそのまま床に就いた。 68お天気魔女チャーミークルル2019/02/10(日) 17 55 02.37ID yA/bXRbp0 55 × abstaincompany ○ AbstainCompany 69ゲーム好き名無しさん2019/02/10(日) 22 26 38.27ID Ln+cTTtC0 乙です タイトルに反して重い話だな……お天気要素はいったい…… 70お天気魔女チャーミークルル2019/02/11(月) 15 05 59.11ID WD4jEskX0 69 お天気要素 今回は端折ってますが、チャーミーの攻撃魔法の名前が気象にちなんだもの(例:「ゆきやこんこん」「かみなりどかーん」)だったり 事ある毎に自身の感情を天気になぞらえた発言をしたり等 (例:「嵐が来ないままくすぶってるより、いっそ来て心を荒らしてほしい」 「私の心は大雨…いっそこの雨で火を消してしまいたい」) 72お天気魔女チャーミークルル2019/02/11(月) 18 31 26.03ID WD4jEskX0 66からの続きです。 チャーミーはその夜一晩中考え、ついに覚悟を決めた。 そして翌朝。アトム爆弾を阻止するための作戦がついに決行されることとなった。 ベルガンのミサイル基地までの移動手段はヘレナの友達のドラゴン「ワルター」が担当することになった。 そして義助の開発したあらゆる機械の機能を停止させる「マシンブレイクパルサー」でアトム爆弾の発射を阻止する、それが作戦の目的である。 ワルターのいるツーラ山脈に着いたチャーミー達。 すると先に待っていたヘレナはチャーミーを「お姉ちゃん」と呼んだ。 ヘレナはダンディから、チャーミーが腹違いの姉である事を聞いていたのだ。 そう、チャーミーにとってヘレナは家族。 魔法使いへの差別や偏見のためにその家族が引き離され、バラバラにされてしまった。 それを終わらせるための更なる一歩としてチャーミー達は改めて作戦成功を誓うのだった。 さて、ワルターはチャーミー達を乗せることを承諾してくれたものの、流石に四人を同時に乗せるのは無理らしい。 そこで義彦はある事を思いついた。 以前作った発明品「四次元つづら」を使い、チャーミー以外のメンバーがその中に入って運んでもらうのだ。 そしてついに一行は、ベルガンに向けて出発した…。 73お天気魔女チャーミークルル2019/02/11(月) 18 31 46.60ID WD4jEskX0 そして眼下にベルガンが見えてきた…が島に近づく二隻の船も確認された。 一隻はガストール王国の、そしてもう一隻はジャクアカンパニーの船だった。 ガストールはともかく、ジャクアの狙いは一体何なのか…? 一行は彼等に見つからないように高度を下げ、ベルガンへと近づいていった。 (実はジャクアの目的は「アトム爆弾を横取りし、それをチラつかせて魔法使い達を脅して自分たちに従わせる」というものである) 海岸から少し歩くと、ライコの生家があった。 彼女は家族との再会を喜ぶも、ガストールの政策によるミサイル基地の建設と、それによって自然が失われた事や漁業が出来なくなったことを共に嘆いていた。 しかし、チャーミー達と共に奴等を止めてみせると約束し、実家を後にした。 74お天気魔女チャーミークルル2019/02/11(月) 18 32 30.45ID WD4jEskX0 基地内の厳重な警備を突破し、ついにアトム爆弾を発見した義彦は、マシンブレイクパルサーを起動した。 発射の様子を見守っていたサトル王子に「もうミサイルは無力化した」と降伏を薦めようとしたが、様子がおかしい。 王子は「お前等、何てことをしてくれた…」という表情でこう言った。 「…発射エンジンにはもう点火した。点火が完全になれば発射するから、それまでにハッチを開けようと思っていたのに…」 …つまり、ハッチは閉じたまま。要するにこのままでは発射直後にハッチに激突して弾頭は起爆してしまう! こうなったら死なば諸共と、王子はチャーミー達に戦いを挑もうとする。 彼はポケットから注射器を取り出すと、それを自身に打った。するとその身は瞬く間に異形の生き物へと変化していった…。 しかしサトルはチャーミー達の前に敗れ、呪詛の言葉を吐き散らしながらその身を崩壊させていった…。 75お天気魔女チャーミークルル2019/02/11(月) 18 33 21.91ID WD4jEskX0 そうこうしてる間にもミサイル発射の時は迫っていた。急いで逃げ出すチャーミー達。 どうにか基地から脱出した一行は、ベルガンの住人達全員を四次元つづらに乗せ、ワルターと共に島から飛び立つことに成功した。 一方、基地内で鉢合わせしたガストール王夫妻とジャクア社長親子は、退路を争いながら醜い言い争いをしていた。 「人類の平和に貢献する我らの事業を邪魔する暴君が!」「何を、汚れた者を味方とする悪徳企業め!」 そしてそうこうしているうちについにミサイルは発射、そして起爆してしまい…彼等は基地もろとも、島もろとも灰燼に帰した。 その頃チャーミーはワルターの背の上から、一面焦土と化したベルガンを悲しそうに見つめていた… 「…こんな、こんな終わり方、嫌だよ!わかり合いたかったのに…わかり合えるって信じてたのに…うえーーーーーーん!!」 村に帰ったチャーミーは、そのままショックで寝込んでしまった…。 その床の中。 「クルル…」誰かが彼女を呼んでいた。 「私は、あなたの、一番よく知っている人…」 76お天気魔女チャーミークルル2019/02/11(月) 18 33 48.40ID WD4jEskX0 「お母さん…!」それは紛れもなく、チャーミーの母・マーヤだった。 「クルル…私は、あなたは森に閉じこもっていることが、あなたにとって正しいことだって思ってた…」 「ごめんね、お母さん。やっぱり私は森から出ちゃいけなかったんだね。」 「ううん…あなたは平和のために力を尽くしてくれたよ。こんな結果になってしまったけど… 私は、あなたのしたことを決して蔑んだりはしない。だって、あなたがあなたの信念に基づいてやった事だから…」 「…お母さん。ありがとう、お母さん。私、ふっきれたよ。もう、立てる。前に進めるよ!」 「ふふっ…やっぱり子供ってのは、親の予想を越えたところに存在するものなんだね… クルル…私、あなたをずっと見守ってるよ…バイバイ。」 「お母さん…!!」 …と、そこでチャーミーは夢から醒めた。 77お天気魔女チャーミークルル2019/02/11(月) 18 34 24.81ID WD4jEskX0 仲間達が見守る中、五日ぶりに目覚めたチャーミーは険しい表情で言った。「…行こう。テンクウ山。」 彼女は仙人を信じ、過去の世界に行くことを決意したのだ。 このまま現在で頑張ってもいたちごっこにしかならない、と。 事実、マスコミはベルガンでの事件をチャーミー達魔法使いの仕業と決めつける偏向報道を行っていた。 一同はチャーミーに同意し、テンクウ山へと向かった。 仙人のいる洞穴に着いた一行だが、そこで彼は血塗れの姿で倒れていた。 時を超える道を開くという行為はあまりにもリスクが大きく、その力の反動をモロに受けてしまったのだという。 それを承知の上で、彼は自らを犠牲に全てをチャーミー達に託すつもりだったのだ。 「これを…戦火の…中心で…掲げて…『本当の心』から出た思いを…言葉に…すれば…戦争を…止められます…」 そして愛晶石をチャーミーに託すと、仙人の体は跡形も無く消え失せた…。 78お天気魔女チャーミークルル2019/02/11(月) 18 34 47.82ID WD4jEskX0 仙人が命をかけて作ってくれたタイムトンネルだが、それがいつまで保つかは分からず、最悪現代には戻ってこれないかも知れない。 しかしチャーミー達は仙人の死を無駄にしないために、そして二千年に渡る差別の歴史を終わらせるために、意を決して過去の世界へと旅立った─。 過去のテンクウ山に着いた一行。 山を下りた先に見えてきたのは、リヒトブルグの村だった。 村長は未来の世界から来たというチャーミー達を怪しんだものの、彼女等の目を見て信用できる人間だと判断してくれた。 一行から事情を聞いた村長は、科学人と魔法人の戦いは既に佳境を迎え、双方の総大将同士の一騎打ちに勝敗が委ねられたという。 そのために両陣営の将軍それぞれ四人ずつが戦場の中心に結界を張り、誰も近づけないようにしているのだと。 その決戦の場こそが愛晶石を使うのに最もふさわしい、という事で一行は八人の将軍達を倒して結界を破ることにした。 79お天気魔女チャーミークルル2019/02/11(月) 18 35 35.64ID WD4jEskX0 遂に結界を破り、魔法人の総大将「ゲルギオン」と科学人の総大将「エルメシオン」の一騎打ちの場に乱入したチャーミー達一行。 そしてチャーミーは意を決して愛晶石を高く掲げた! 「私の心よ、全ての人に伝わって! 終われ、拒み合いよ…互いに、互いを受け入れ給え!溶け合い給え! 二つよ、一つに!」 するとまばゆい光が当たりに広がり、ゲルギオンとエルメシオンが一つに融合した…。 ついに終わったのか…いや、様子がおかしい。 「我はグランデウス…神を超えし者。 我はエルメシオンの意思をもって魔法の存在を否定し、ゲルギオンの意思をもって科学に滅びを与える。 即ち我が成すは全ての破壊。全ての消滅。世界全体を無に帰すこと。」 なんと、両者の善き心が打ち消し合い、悪しき心だけが残ったまま混ざり合ってしまったのだ。 失敗なのか?このまま世界はグランデウスに滅ぼされるのか? しかしチャーミーは諦めなかった。「グランデウスを倒して、もう一度愛晶石の力を使う」と。 「未来は…私が作る!」彼女の強い意志と覚悟に一同は奮起した。 そして力を振り絞って戦い、ついに彼等はグランデウスを葬り去った…。 80お天気魔女チャーミークルル2019/02/11(月) 18 36 12.43ID WD4jEskX0 そして再び輝く愛晶石。 「ああ…愛が満ち溢れて…これが…平和…… ありがとう…チャーミークルル。世界は救われました… これからの世界は、正しい道を歩み続けるでしょう… 全ては、あなたのおかげです…チャーミー…」 こうして魔法人と科学人が永遠に争い続けるという負の歴史の根源は絶たれ、両者は平和的共存の実現に成功した。 そして…歴史が変わったことにより、チャーミーの周りの環境も大きく変化していた。 サミーを虐めていた悪ガキ共は彼女の良き友達となり、サトル王子とヘレナ姫は仲のいい兄妹となり、ガイル王とリリス王妃は共にこの国の平和を見守る名君となっていた。 彼等だけではない。エルーナ、ヘルツ、マーセルの町長、ジャクア親子、仙人、マーヤ、… 前の歴史で非業の最期を遂げた人々は皆その原因が失われたことにより幸福に、平和に暮らしていた。 (ちなみに新しい歴史ではマーヤは別の男性と結婚しており、彼がチャーミーの実父である(=チャーミーに王家との血の繋がりは無い)ようです) 81お天気魔女チャーミークルル2019/02/11(月) 18 37 18.84ID WD4jEskX0 そしてそんなある日、チャーミーはお城で行われるある式典に招かれていた。 それは、人々が世界平和の切り札として作り上げたある装置のお披露目だった。 「ピースシステム」。科学の力と魔法の力を融合して作られたその装置は、 全ての人の心に愛と優しさを与え、欲望や憎しみや妬み、偏見や差別を取り除くというものだった。 一度動き始めたら、優しい人々によってどんどん直され続けるため、決して止まることはないという。 つまり、システムが動き始めたその瞬間から、永遠の平和が始まるというのだ。 人々にとって平和の象徴的存在となったチャーミーは、システムの起動スイッチを入れるという大役を仰せつかったのだ。 そしてついにチャーミーの手によって、システムが起動された。 「あああ…愛が、優しさが、私の心に流れ込んでくる。 …もう、争いもせめぎあいも、この世界にはない。 平和よ、永遠に…」 【完】 83ゲーム好き名無しさん2019/02/11(月) 21 06 56.37ID opJKVAh40 乙でした! ハッピーエンドなんだろうけど、 ピースシステムって穏やかな洗脳装置やんけ ちょっとこわいお 84お天気魔女チャーミークルル2019/02/13(水) 19 41 39.93ID XXNdbMOP0 83 実は作者自身もこの結末を振り返って「洗脳同然の方法以外に手が無かった=人類は自らの意思で変わることが出来なかった」と否定的見解を示していたようです ※ソースは作者のHP(ただし閉鎖済)
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クラス:マスター/土着魔術師 名前:近隣の魔女 容姿: 属性: ステータス 【使用ポイント】200 【レベル】30 【技能点】3 【筋力】E(10) 【耐久】E(10) 【敏捷】D(20) 【魔力】C(30) 【幸運】C(30) 【宝具】-(0) 【機先】D(20) 【令呪】3 【撤退上限】3 【魔術回路】5 【MP】魔術回路×1+3=8 遭遇シーン時公開用ステータス 名前:近隣の魔女 容姿: 属性: カウンター: マスタークラス 【クラス名】土着魔術師 【制限】なし 【クラススキル】土地理解 【タイミング】探索 【タグ】移動 【効果】全陣営のダイス目が公開された後、遭遇決定ダイスを±1の範囲内でずらすことができる。3/シナリオ 固有スキル スキル1 【名前】強化支援(主力強化) 【タイミング】セレクト 【タグ】バフ 【効果】「メイン」のステータス+15。自身が「メイン」以外の時使用可能。1/戦闘 【使用技能点】1 スキル2 【名前】呪術 【タイミング】行動 【タグ】デバフ 【効果】情報入手成功時、代わりに「呪術」を行うことができる。「呪術」を行った場合、情報入手に成功した陣営のキャラクター1体の任意のステータス1つを永続的に-10する。 【使用技能点】2 礼装 【名前】偵察使い魔 【成功率】65% 【効果】準備判定時、自陣営の優先権を+20する。
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【動画名】魔女の騎士団、魔女の騎士団2nd、魔女の騎士団3rd 【投稿者】レオン 【メンバー】レオン、Jack、サビ 【動画の特徴】ほぼ100%ファンデッキの動画。 デッキ ファン 編集 ライフ テンション 形式 デュエル、デッキ紹介 【デッキ集】 【part1へのリンク】遊戯王 旋風BFvsカオスドラゴン 魔女の騎士団の決闘動画 【チャンネルへのリンク】魔女の騎士団 【再生リストへのリンク】 魔女騎士1st 魔女騎士2st 魔女騎士3rd 【備考】 名前 コメント
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『月虹譜』2 ◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆ これは、少女たちにとって二度目となる秘密の夜 ―― まどかのベッドにて、再び甘いひとときを愉しんだ後の物語。 うっすらと汗ばむ白い肌の下に、心地よいまどろみの感覚が広がっていく。 行為の最中にめくり上げられた羽毛の掛け布団は、いつのまにか少女たちの足元まで位置がずり下がっていた。夢中で愛し合う二人の下半身の動きによって、どんどん押し下げられていったのだろう。 季節は冬。 しかし、ベッドの上にさらけ出された全裸のカラダが寒さを感じることはなかった。むしろ室内の空気が、ほてった肌をちょうど良く冷ましてくれる。 気だるげに横向きで寝そべる細身の裸体を、後ろから抱きしめてくる褐色の腕。すらりと伸びやかな腕は、決して太くはないが、同年代の女子よりも随分と力強い。 筋力はあれど無骨さとは無縁。しなやかでスリムなプロポーションを彩るのは褐色の肌。 その肌もまた、情事の余韻でうっすらと汗ばんでいた。 彼女の腕に抱かれる少女が、「んっ…」と声を洩らして、小さく身じろぎする。 美しく均整の取れた四肢と、たおやかながらも、きゅっと麗しく引き締められたボディ。雪肌の裸身は、背後から密着してくる少女の褐色の肌と対照的。 「……わたくしが眠るまで、そうしていてください」 えれなの体温が ―― 彼女の肌の感触が、まどかの意識を気持ちのいい眠りへ導こうとする。 けれど、えれなはまだ、まどかを寝かせたくないようだった。 「ゴメン。まどかのカラダ、おかわりしたい」 「え…?」 ちゅっ。…ちゅっ、ちゅっ。 まどかの長い髪をなぞってくるキスの音。 背中に、ぐっ、と押し付けられる健康的な双乳の弾力。 カラダの正面をゆっくりとまさぐってくる手の動き。 「ふふっ」と笑いながら、まどかが裸体をよじって逃げようとする。 髪を滑ってきたくちびるが、耳の輪郭を這う。……くすぐったい。 まだ発育途中だが、大人びた曲線を綺麗に描くバスト。えれなの手の平が、その淑やかな乳房を優しく撫でさすってくる。 「もお…、だめです」 まどかが困ったような声を上げ、えれなの腕を押さえて抵抗の意志を示すも、あくまでカタチだけだ。本気でとめようなんて思っていない。 ソフトなマッサージを思わす手付き。 瑞々しい果実を愛でるみたいに手の平をすべらせ、しっとりとした柔肌の下にある弾力感を味わおうとしている。 ―― このムズムズするようなくすぐったさが、たまらなく気持ちいい。 (ふふ…、まだ気持ちいい感覚が残っているのに、こんな風に触られたら……) まどかのカラダの奥が、ゾクッ…と妖しい痺れにうずく。 今夜二度目となる甘い情欲の波が、幸せな余韻に浸っている秘所へと静かに打ち寄せてくる。 「い…いけない子ですね、えれなは……本当に……」 自分の声に興奮がにじんでいるのが、はっきりと分かる。 押さえていた親友の腕をスッ…と離した。 そして、手を背後に伸ばして、えれなのキュートに引き締まった尻の丸みをさわさわと撫でまわす。その褐色の肌に包まれた弾力ある肉感は、まどかの手の平に気持ちの良い触り心地を返してくれる。 「んっ…、んっ、ふふふっ、だめっ…」 えれながこそばゆそうに笑って悶える。 すべらかな褐色の尻の表面を撫でさする手が、左右の尻肉の割れ目へと這う。 そのヒップラインに沿って上下に手を滑らせるたび、ぴくっ…、ぴくっ…、と腰を小さく震わせて反応を返してくるのがカワイイ。 「そんなにわたくしの手は気持ちいいですか?」 「ん、くすぐったいよ……」 「くすぐったいだけですか?」 もっと大胆に撫でてみようと思った矢先、 「あっ……あぁっ」 色っぽい声がまどかの口を割った。 優しい愛撫を受けていた胸のふくらみ ―― その先っぽがスリスリと指で甘やかにこすられている。 えれなが少しだけ声に意地悪さを含ませて言った。 「こっちのほうは、くすぐったいだけじゃないみたいだね」 可愛らしくツンとこわばった薄桃色の突起が、羽毛みたいにソフトなタッチで ―― 。 時折、爪の先の硬い感触で『つつっ』となぞり上げる動きも織り交ぜられて ―― 。 胸先がえれなの指使いに翻弄される。 まだ触られ慣れていない敏感な乳頭が、甘美なくすぐったさに酔わされていく。 「んッ…、あ、うっ……」 同じ指使いを他の人がしても、こんな風にゾクゾクしない。 相手がえれなだからこそ ―― 。 「……ふっ、はぁっ…、んっ……うっ」 まどかが声をこらえながら喘ぐ。 気持ちいいけれど、その声をえれなに聞かれるのが恥ずかしい。 だが、声は抑えられても、カラダの反応は抑えられない。 華奢な肩の悶え。きめこまやかな柔肌の下で肩甲骨がモゾモゾ動く感触。 なまめかしく揺すられる白い背中と一緒に、それら全てが、密着したえれなの裸身に伝わってしまう。 「ふふっ、まどかのカラダって正直……」 耳のすぐ後ろで、えれながクスクスと笑う。 そして、甘ったるいささやき声で ―― 。 「ねえ、今からもっと気持ちよくなっちゃおうか?」 耳にかかる、えれなの吐息。 ―― 興奮のせいで、熱く湿っている。 さっきまで乳首をいじめていた指先は、くるり…くるり…とじらすみたいに、やや色素薄めの乳輪をなぞって軽やかに円を描き続けている。 けど、それでも胸先が快感でうずいてしまう。 「……っ、……んッッ」 ベットのシーツをぎゅっと掴みながら、押し殺した喘ぎを洩らす。 耳たぶの裏に「ちゅっ」と軽めのキス。そのくちびるが甘いささやきで、まどかの鼓膜をくすぐってくる。 「声…ガマンしないで。まどかの声、すっごくカワイイから。いっぱい聞かせて……」 「……だめ…です、恥ずかしい……」 まどかが眉間に悩ましげなシワを刻んで答える。 けれど次の瞬間、彼女は「ひっ!」と声を上げて、こそばゆさに身をすくめた。 ―― 耳の内側。 普段触られる事のない凹凸の部分を、唾液でぬめった舌先がなぞり上げてくる。 狭い部分にも尖らせた舌先を差し込まれて、ねちっこく舐められていく。 「ん゛ッ…ンンッッ」 全身に鳥肌が立つかと思った。 性感帯として扱われる『耳』への責めによって、香久矢まどかの端整な面立ちが官能的に溶けている。 「あぁぁ……やめて…、ほんとうに、駄目……はあっ…ああああぁぁぁ」 「そういう声、もっと聞きたいなぁ。 ―― あっ、そうだ」 いい事を思いついたえれなが、さっそく実行してみる。 ちろちろちろちろっ……。 感じやすい耳の内側を、こうやって小刻みな舌の動きで舐め洗ってあげたら……。 びくんっ!とベッドの上で裸身を跳ねさせたまどかが、泣きそうな声で悶える。 「ひっ……いっ、アッ…アッ、だめっ、あっ……嫌っ、あぁ……あっ、あッッ!」 思わず逃れようとしたカラダが、背後から強く抱きしめられて拘束される。 「こーら。逃げちゃダ~~メ」 「ああ…っ、お願い、許して……。許してください……」 「そんなに可愛い声でお願いされたら、逆にもっとしたくなるに決まってるでしょ」 えれなが微笑みつつ、「ちゅぶっ」と濡れた音を立てて、耳の内側に軟らかなキスが押し付けてきた。 「あっ! 駄目ですっ!」 快感の声と反応。まどかの白い背筋が、クッ…と弓反る。 熱く蕩けたくちびるの感触が、耳の内側の凹凸を丁寧にまさぐって「ちゅっ…ちゅっ…」と甘くついばんでくる。 「あああ……あああぁあああ、ああぁぁっ……」 ゾクッ……ゾクッ……。 (本当に駄目…、このままだと気持ちよすぎて……) ―― 耳が変になってしまいそう。 ギュッと両目を閉じてくすぐったさに耐えていたまどかが、うっすらとまぶたを開く。 瞳には興奮の潤み。 まどかが逃げようとするのをやめたので、えれなは彼女を抱きしめていた腕を解き、再び優しく胸のふくらみを愛撫してゆく。 「ん゛っ…」 短く喘いで、もぞっ…と、まどかが腰をくねらせる。 裸身を密着させているえれなが、その動きを感じて、耳孔へ「フゥ…ッ」と細い吐息を吹きかける。 外耳道 ―― 耳の穴の内側から、ぞぞぞっ…と這い登ってくるこそばゆさ。 「ひぁっ!」 声を上げたまどかが、ぶるる…ッ!と白い背筋を震わせた。 「も…もおっ、意地の悪い事ばかりしないでください……」 「ごめんね。でも、いじめられてる時のまどかってカワイイから……」 下乳の丸みに沿ってスッ…と登ってきた手の平が、ふくらみの頂点を滑り落ちて、もう片方の乳房へ。 女子中学生の若々しい乳房の肉感を、手の平で味わいながら愛でてくる。 「まどかの胸の先っぽ、さっきより固くなってない?」 小ぶりな乳房に覆い被さる手が、ゆったりと円を描く動きで愛撫 ―― 手の平全体を使って敏感な乳首を甘く擦り転がし始めた。 ―― 軟らかな乳輪の上で可愛らしく尖った乳首を感じつつ、親指の付け根から人差し指の付け根、そして小指の付け根へ。そこから滑るように手の平の真ん中へ。クルクルと小さく円を描いた手の平が乳房の丸みに沿って優しく上下に往復。再びゆったりと大きく円を描く。 「耳をいじめられるのって、そんなに良かった?」 「わたくしは、えれなにしてもらえるのなら、何だって最高に気持ちいいですよ」 「これも?」 えれなの指が、快感に喘いでいる乳頭を『キュッ』ときつめに摘まむ。 不意を突かれたまどかが、一瞬びくっと裸身を震わせたが、あえて物静かな口調で答える。 「……ええ、すごく気持ちいいですよ」 「嘘、ホントは痛かったでしょ。まどかの背中、びくってなったもん」 「ふふっ。それはきっと、えれなの気のせいです」 ―― こんな会話を続けている中でも、えれなの指はお詫びするみたいに、まだ少し疼く乳首を優しくナデナデしてくれている。その感触が甘く、くすぐったくて、気持ちいい。 こうやって胸先の快感を愉しんでいると、二人の最初の夜を思い出してしまう。 最初、えれなは恥ずかしがって両手で乳房を隠し、かたくなに胸先を見せることを拒んでいた。 そんな彼女の緊張を解きほぐそうとして、乳房を覆う手 ―― 主に指と指の間を、まどかは静かに舐め続けた。 体感時間では10分以上もの間、ぺろ…ぺろ…と一定のペースを崩さずに、辛抱強くそうやって舐めていたと思う。 やがて、えれなが、ぎこちなく中指と薬指の間から胸先の突起を覗かせてきても、まどかの優しい舐め方は変わらなかった。 可愛らしく尖らせた乳首を、舌先で舐めて、丁寧に愛撫する。 あまりくすぐったがらせないように ―― 。 徐々に慣らしていく感じで ―― 。 「……あの時は、ずいぶんと時間がかかりましたね」 その言葉を聞いて、えれなもまた、初めての夜の事を思い出した。 まどかの胸をいらっていた手が、するりと腹部へ下り、腰の後ろへと滑って白い臀部を撫でつつ、ゆっくりと太ももへ。 ―― その手で太ももを押すのと同時に、密着させている上半身でグッと彼女の背中を後ろから押した。 「……んっ」 と、意図を察したまどかは、素直にごろり転がって、うつ伏せの姿勢になった。 横向けた顔を枕に預け、目を閉じる。 肩甲骨の辺りにかかる長い髪を優しく払う手の動き。……くすぐったい。 そっと下半身をまたぐ足の感触。続いて背中に、健康的に引き締まった上体の重みが静かに這う。 汗ばんだ褐色の柔肌がぬくくて、まどかの意識がまどろみへと引き込まれそうになる。 えれなも同様だった。 このまま、まどかの白磁の背中を抱いて眠れたら最高だと思いつつ呟く。 「あたし、正直こういうコトって、パリのシャンゼリゼ通りでデートするみたいな……おしゃれなムードのものだって思ってた」 ……肩とほぼ同じ高さに投げ出されていた彼女の両手の甲に、えれなが左右の手の平を重ね、ゆっくりと撫でていく。 「けど実際は、ベッドの上でハダカになるのもカラダを触られるのも、想像以上に生々しくて恥ずかしいっていうか、今更だけど、途中、怖くて逃げたいって気持ちにもなったよ」 そう言って、まどかの髪に鼻先をすり付けて匂いを嗅いだ。気持ちがすごく安らぐ。 彼女のつややかな髪に、くちびるを滑らせながら続ける。 「……でもね、ちゃんとね、まどかが一生懸命あたしを気持ちよくしようって頑張ってくれてるのは伝わってきたし、それがすごく嬉しくて……」 えれなの眼差しが、さも愛しげな様子で細められた。 「だから、あたし……まどかとなら、もう怖くないよ。まどかと一緒にこういうコトするのは、本当に大好き」 「わたくしも大好きですよ。 ―― えれなを気持ちよくするのも。 ―― えれなに気持ちよくされるのも」 本当の「気持ちよさ」は、性欲よりもさらに深い場所から湧き上がってくる。 『月虹譜』3へ
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Blu-ray らくだい魔女 フウカと闇の魔女 発売日:10月10日 ・キャラクターデザイン・杉田まるみ 描き下ろし三方背ケース ・ミニ原画集 ・特報/予告/CM集 ・ノンクレジットED ・魔法陣設定動画 ・スタッフコメンタリー ここを編集 2023年3月公開。2023年10月、Blu-rayが発売。 https //anime-rakumajo.com/ 監督 浜名孝行 原作 成田サトコ 脚本 吉村清子 絵コンテ 浜名孝行、山本秀世 演出 黄瀬和哉、井端義秀、小村方宏治、髙橋哲也 キャラクター原案 千野えなが アニメーションキャラクターデザイン・総作画監督 杉田まるみ プロップデザイン 高橋靖子 総作画監督補佐 下妻日紗子 作画監督 黄瀬和哉、下妻日紗子、高橋成之、関川成人、渡辺舞、後藤隆幸 作画監督補佐 川合正剛、渡部由紀子 エフェクト作画監督 橋本敬史 作画協力 李炯鎬、村松尚雄、会津五月 動画検査 酒井怜子、木下美香、中野江美、増井遼 美術デザイン 伊井蔵 美術監督 青井孝、岡本好司 色彩設計 大塚眞純 色指定・色検査 大塚眞純、古市裕一、岡田礼 色検査補佐 矢上真子 撮影監督 柚木脇達己 CG監督 高賀茂寛人 CGアニメーター 西垣日香留、辰己祐典 CG制作 岩田海都 2DW・モーションタイポグラフィ 臼井実彩 魔法陣デザイン・モーショングラフィックス 大城丈宗 編集 植松淳一 編集助手 浜宇津妙子、村上義典 音響監督 小泉紀介 音響効果 山谷尚人、武藤晶子、中野勝博 録音調整 安部雅博 録音助手 石橋侑也 音楽 成田旬、山崎泰之 エンディングアニメーションディレクター・イラストレーション 井川麗奈 制作デスク・設定制作・制作進行 加茂沙友里 ロゴ・デザイン 倉本瑞紀 予告編制作 梅脇かおり アニメーションプロデューサー 黒木類、加茂沙友里 アニメーション制作 Production I.G ☆インタビュー ▽劇場アニメ『らくだい魔女 フウカと闇の魔女』声優・井上ほの花さん、田村睦心さん、石見舞菜香さんインタビュー|小野賢章さん演じるキースに思わず嫉妬!? 3人が語る本作の恋愛模様とは? ▽劇場アニメ『らくだい魔女』が全年代のファンに愛される理由 制作の裏側を監督&Pに聞く ▽井上ほの花、田村睦心、石見舞菜香が「らくだい魔女」で演じたキャラとの共通点を語る ▽「らくだい魔女」原作ファンの井上ほの花も太鼓判、公開日に母と鑑賞しともに号泣 ▽スタッフコメント到着! ▽アフレコインタビュー到着! ▽浜名監督からのコメント到着! ▽原作者の成田サトコ先生&千野えなが先生からのコメント到着! ■関連タイトル Blu-ray らくだい魔女 フウカと闇の魔女 劇場アニメ『らくだい魔女 フウカと闇の魔女』公式ファンブック 「らくだい魔女 フウカと闇の魔女」オリジナルサウンドトラック 原作小説 らくだい魔女はプリンセス rakuten_design= slide ;rakuten_affiliateId= 053df7e0.7c451bd1.0c852203.190c5695 ;rakuten_items= ctsmatch ;rakuten_genreId=0;rakuten_size= 468x160 ;rakuten_target= _blank ;rakuten_theme= gray ;rakuten_border= on ;rakuten_auto_mode= on ;rakuten_genre_title= off ;rakuten_recommend= on ; 随時更新! pixivFANBOX アニメ@wiki ご支援お待ちしています! ムック本&画集新刊/個人画集新刊/新作Blu-ray単巻/新作Blu-ray DVD-BOX アニメ原画集全リスト スタッフインタビューwebリンク集 最新登録アイテム Switch ゼルダの伝説 Tears of the Kingdom Switch 世界樹の迷宮Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ HD REMASTER Switch ピクミン 4 大友克洋 Animation AKIRA Layouts Key Frames 2 小説 機動戦士ガンダム 水星の魔女 1 ONE PIECE FILM REDデラックス・リミテッド・エディション 4K ULTRA HD Blu-ray Blu-ray 劇場版 ソードアート・オンライン -プログレッシブ- 冥き夕闇のスケルツォ 完全生産限定版 Blu-ray 映画『ゆるキャン△』 Blu-ray 【コレクターズ版】 Blu-ray ウマ娘 プリティーダービー 4th EVENT SPECIAL DREAMERS!! Blu-ray 天地無用!GXP パラダイス始動編 Blu-ray第1巻 特装版 天地無用!魎皇鬼 第伍期 Blu-ray SET 「GS美神」全話いっき見ブルーレイ Blu-ray ソードアート・オンライン -フルダイブ- メーカー特典:「イベントビジュアル使用A3クリアポスター」付 ラブライブ!虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会 5th Live! 虹が咲く場所 Blu-ray Memorial BOX 宇宙戦艦ヤマト2202 愛の戦士たち Blu-ray BOX 特装限定版 地球へ… Blu-ray Disc BOX 完全生産限定版 神風怪盗ジャンヌ Complete Blu-ray BOX HUNTER×HUNTER ハンター試験編・ゾルディック家編Blu-ray BOX BLEACH Blu-ray Disc BOX 破面篇セレクション1+過去篇 完全生産限定版 MAZINGER THE MOVIE 1973-1976 4Kリマスター版 アニメ・ゲームのロゴデザイン シン・仮面ライダー 音楽集 テレビマガジン特別編集 仮面ライダー 完全版 EPISODE No.1~No.98 MOVIE リスアニ!Vol.50.5 ぼっち・ざ・ろっく!号デラックスエディション ヤマノススメ Next Summit アニメガイド おもいでビヨリ アニメ「魔入りました!入間くん」オフィシャルファンブック 『超時空要塞マクロス』パッケージアート集 CLAMP PREMIUM COLLECTION X 1 トーマの心臓 プレミアムエディション パズル ドラゴンズ 10th Anniversary Art Works はんざわかおり こみっくがーるず画集 ~あばばーさりー!~ あすぱら画集 すいみゃ Art Works trim polka-トリムポルカ- つぐもも裏 超!限界突破イラスト&激!すじ供養漫画集 開田裕治ウルトラマンシリーズ画集 井澤詩織1st写真集 mascotte 鬼頭明里写真集 my pace 内田真礼 1st photobook 「まあやドキ」 進藤あまね1st写真集 翠~Midori~ 声優 宮村優子 対談集 アスカライソジ 三石琴乃 ことのは 亀田祥倫アートワークス 100% 庵野秀明責任編集 仮面ライダー 資料写真集 1971-1973 金子雄司アニメーション背景美術画集 タローマン・クロニクル ラブライブ!サンシャイン!! Find Our 沼津~Aqoursのいる風景~ 機動戦士ガンダム 逆襲のシャア 友の会[復刻版] 梅津泰臣 KISS AND CRY 資料集 安彦良和 マイ・バック・ページズ 『機動戦士ガンダム ククルス・ドアンの島』編 氷川竜介 日本アニメの革新 歴史の転換点となった変化の構造分析 Blu-ray THE IDOLM@STER CINDERELLA GIRLS 10th Anniversary Celebration Animation ETERNITY MEMORIES Blu-ray おいら宇宙の探鉱夫 ブルーレイ版 Blu-ray 映画 バクテン!! 完全生産限定版 アイカツ! 10th STORY ~未来へのSTARWAY~ Blu-ray BOX 初回生産限定版 はたらく細胞 Blu-ray Disc BOX 完全生産限定版 Blu-ray 長靴をはいた猫 3作品収録 Blu-ray わんぱく王子の大蛇退治 Blu-ray 魔道祖師 完結編 完全生産限定版 魔道祖師Q Blu-ray Disc BOX 完全生産限定盤 にじよん あにめーしょん Blu-ray BOX 【特装限定版】 Blu-ray 鋼の錬金術師 完結編 プレミアム・エディション Blu-ray付き やはりゲームでも俺の青春ラブコメはまちがっている。完 限定版【同梱物】オリジナルアニメ Blu-ray「だから、思春期は終わらずに、青春は続いていく。」
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保有国 リラー王国 名称 魔女の十字丘 作成年数 1689〜1841年 概要 中世のミリバイアドは魔女狩りを行っており、リラーでも行われ、約2万人ほどの人が亡くなったとされていて、それを悲しく思った村人は魔女の墓を作り始め、1841年には20,012個の墓があったとされている。中世ミリバイアドの魔女狩りを代表する建造物である。 保護方法 十字架に触れること、走ることを禁止としている。 毎日三十人ほどの警備が義務付けられている。半径800m以内に新しい建造物を建てることを禁止している。